今回の上映ラインナップは「忘八武士道」「四畳半色の濡れ衣」「新・仁義なき戦い 組長の首」の三本。どれも「アンヌ以後」のひし美さんを語るうえで欠かせない作品ばかりですね。劇場のロビーには映画公開当時のポスターなどが賑やかに飾られていました。中でも目をひいたのは額縁に入ったひし美さん直筆のお手紙。これは今回の特集上映のお知らせを受けたひし美さんから亀有名画座の支配人さんに宛てた物で、舞台挨拶に出られるきっかけとなったそうです。
夕方になり舞台挨拶の時間が近づく頃には前宣伝の効果もあってか、ざっと見回して100人を超える人出となっていました。平日の成人映画専門館でこの動員数は尋常ではありません。
そして残るは「新・仁義なき〜」の最終上映を待つだけとなった夜7時ごろ…幕間に流れていた「ウルトラセブンのうた」も止み、ヒロインの登場を待つ人々の期待はピークに達しました。
ついに! 満場の拍手の中、亀有信用金庫のうちわを片手に(笑)ひし美さんの登場です! ちなみに今日はシラフだそうです(笑)。でもテンションは高いです(爆笑)。
そして数々の「アンヌ本」の仕掛け人でもある佐藤利明さんもステージに上がり、映画撮影時の思い出話を交えながら「アンヌIN東映」談義に花を咲かせました。さらにウルトラと若大将をこよなく愛する河崎実監督も加わり、舞台はさながらトークショーの様相を呈してきました。
サービス精神旺盛なひし美さんのご厚意により、先に行われたトークライブ「ゴールデン ’60 NIGHT」でも会場を沸かせた、「アンヌトレカ争奪ジャンケン大会」がここ亀有でも実施されました。勝利の栄冠を勝ち取れるのは5人のみ。しかも舞台に上がってひし美さんから直接渡してもらえると聞いて、誰が参加せずにいられましょうか!…まあ、結局負けてしまいましたが(笑)。
そして最後に今制作中のCD−ROMについてのミニ情報も発表され、かつての少年達の熱い眼差しと惜しみない拍手に送られつつ、我らがひし美さんは舞台を後にしました。
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